そもそも、集資とは何か知らない方の為に補足説明します。日本でも生誕祭やコンサートなどイベント毎に後援会が花代を集めたりすると思います。日本でどう集めてるのか私は知らないのですが、中国ではクラウドファンデングで集めます。実は選挙資金も同様にファンから集めてまとめて投票する習慣があります。投票数に占める割合が非常に高く、人気メンだと8〜9割にもなる為、選挙を占う上で集資金額の把握が非常に重要です。もちろん、このセオリーに当てはまらない少数の土豪が個人的に大量投票する場合もあるので絶対的指標ではありませんが、みんなが気にしているベンチマークです。今回は11月2日現在の集計の見方と考え方をご紹介します。
まずは集資金額です。これは単純に各応援会がいくら集めたかの数字です。一位の刘念応援会は268,782元(約430万円)、二位の叶知恩応援会は140,838(約225万円)元集めたと言うこと。多いのか少ないのか気になりますが、今年のSNH第7回総選挙の集資ランキングを比較対象に載せました。一位の孙芮が10,696,351元(約1億7100万円)、二位の陆婷が6,515,379元(約1億420万円)でした。比べて馬鹿にするのが趣旨ではありません。この現実を知ってるか知らないかで、考え方が大きく変わるからです。SNHくらいの規模になると土豪がいくら数百万円使っても影響力は限られます。上位に入れるのは不可能です。一方、TeamSHで数百万円使う土豪がたった1人いたらあっという間にメンバーを上位に入れることができます。SNHは応援会集資を見れば結果が大体予想できるが、TeamSHは参考程度にしかならないのはこの為です。
AKB48 TeamSH集資ランキング(11/2現在値)

SNH48 第七回総選挙資資ランキング(確定値)

集資金額を見ると絶対的1位の刘念、10万元越えの3位の壁、そして8位の壁がある感じですね。
次に中間発表と応援会票の関係。「总票数」が中間発表の票数。「明票」が応援会票、「暗票」がそれ以外の個人票。そして比率も出ています。一位の刘念は中間発表が11,278票、応援会票が7,679票、個人票が3,599票で応援会比率が68%となります。もちろん応援会が全票投じてるとは限りませんが、投じてるものとして仮計算します。上位陣は応援会比率が60〜70%で似通っていますね。上位陣つまり人気メンバーはこの比率が安定しているのが経験則で分かっています。ただ、80〜90%になるSNHよりはだいぶ低い印象です。問題は叶知恩です。中間発表が1,755票、応援会票が4,024票。つまり、票を出し惜しみしてることが一発で分かります。最終はもっと上位だろうと予想できるわけです。最後に繰り返しになりますが、TeamSHは規模が小さすぎて土豪一人で順位が大きく変わってしまうため、集資は参考程度にしかならないのでご注意ください。
